本日の修練 2024/09/09
本日午前中は、久しぶりに実用書のKMさんのお稽古でした。
利休百首を書きたいとのご希望で、変体仮名を混ぜずに半懐紙に4行書きのお手本を作成し、毎回1首を料紙に清書していただくことを目標に取り組んでいただくこととしました。
今日の一首は「その道に入らんと思ふこころこそわが身ながらの師匠なりけり」
茶道でも書道でも、習いたい、学びたいという気持ちがなければ始まらない。
入門しようと思った時の初心を持ち続けることが大切ですね。
午後からは、Mさんに来ていただいて作品の裏打ちに取り組んでいただきました。
出来上がった作品は、ご自分で選んで来られたクールなぼかしの和紙をマットにして両面テープで留め、手ぬぐい額にはめ込んでいただきました。
裏打ちも額装も表具店を頼らず自力で完成。素敵な作品に仕上がりました。
夕方少し家の仕事をして、夜の修錬は書道大学予習課題の本阿弥切倣書。
先日書いたものはすっきりまとまってはいるものの、本阿弥切らしさが足りないように思ったので書き直すことにしました。
写真上段が先日書いたもの、下段が今日書き直したものです。
先日書いたものはやや縦に流れ過ぎているので、もう少し横へのふり幅を大きくして大胆に筆を動かさないと本阿弥切らしさは出ません。
字形も原本の特長的な字形はやや強調して取り入れました。
本日の修錬は1時間ほど、集中度90%、課題認識度90%、目標達成度50%でした。