本日の修練 2019/10/17

本日は、午前中は部屋の片づけをして、その後子どもさんのお稽古のお手本と教材づくりをしました。


部屋の片づけをしていたら、以前手慰みに香紙切の調子で枕草子の冒頭(春の部分)を書いた半懐紙が出てきました。


これは案外作品になりそうな気がしたので、これに続けて第一段全体を書いて巻子にしてみてはどうかと思い立ちました。


そこで、午後からは春に続く夏の部分を原本から集字して、鉛筆デッサンしました。


この、構想を練って試作するという作業が一番楽しいので、ついつい中途半端なデッサンや試作品ばかりを量産して、同時進行中の作品をたくさん抱え込むことになってしまいます。


もっとひとつの作品に集中して仕上げていかなければならないのですが、そちらの方はいっこうにはかどらず、困ったものです。


夕方からは子どもさんのお稽古で、保育園児は硬筆も毛筆も平仮名の「ん」を、小学二年生は、硬筆は「あき」「ゆず」「青空」「絵本」を、毛筆は「木」をお稽古しました。右払いも、だいぶ書けるようになってきました。


夕食後は、萠翠展の会場に張り出す作者のコメントの入力作業をしました。子供たちのコメント、なかなかほほえましいです。


夜の修練は、雁塔聖教序と倪元璐の臨書をしました。


本日の修練は1時間ほどでした。

2019年10月18日