本日の修練 2024//08/20
本日は産経国際書展の授賞式で東京へ日帰り。
授賞式の前に、上野の東京都美術館で東京本展を鑑賞。
関西展と違い、東京本展は全国の無監査以上の全作品、全国の会友入賞作品、秀作以上の公募作品、関東地方の会友、入選作品が展示されているので、作品数が多く、見応えがあります。
拙作3点の内、文部科学大臣賞を受賞した仮名作品は第2室で、理事の先生方やお上手な方に混じって晴れがましい展示でした。
他の拙作(漢字作品と臨書作品)は2階フロアの展示でした。
一般公募で特選を受賞された萠翠会のT先生のお作品も展示されていました。
特別企画として併催されている「呉昌碩展」や「モンゴル書壇特別展示」も興味深いもので、勉強になりました。
拙作3点の画像は作品ギャラリーにアップしています。
午後は明治記念館へ移動して、授賞式に参加。
高円宮妃殿下ご臨席の晴れやかな会場で、一人ずつ登壇して賞状とトロフィーをいただきました。
授賞式後の祝賀会はパスして、5時過ぎの新幹線に乗車。
今回、内閣総理大臣賞を受賞された作品が唐代の楷書をベースにされたものだったので、こういうオーソドックスな楷書でも見応えのある作品になるのだということを再確認することができました。
北魏調のもの以外、唐晋の楷書は作品になりにくいと勝手に思い込んでいたことを反省。
そこで、家に帰ってから作品用中硯に墨を磨って、書道大学卒業課題の雁塔聖教序倣書にもう一度取り組みました。
写真右が今日書いたもの、左が先日書いたもの。あまり変わり映えがしません。
難しいことに変わりはありませんが、それは楷書だから難しいのではなく、雁塔の呼吸が自分の身体の中に沁み込んでいないから難しいということなのでしょう。
幸い9月の漢字科の授業が雁塔聖教序なので、そこでもう一度勉強し直してから再度トライしたいと思います。
本日の修錬は1時間ほど、集中度90%、課題認識度80%、目標達成度40%でした。