本日の修錬 2024/11/29
本日は午前も午後も家の仕事。
夕方からは金曜日クラスの子どもさんのお稽古でした。
夜は書道大学予習課題の寸松庵色紙の倣書に再度取り組みました。
写真左端が先日書いたもの、中央が今日書いたものです。
ヤマ場となる二行目冒頭の変体仮名を変更しました。
本日の修錬は1時間ほど、集中度90%、課題認識度80%、目標達成度50%でした。
写真右端は昨日書いた短冊。
ご本人の了解が得られたので、画像を掲載します。
作者は昔宮澤秀巖先生門下でご一緒に書を学んだ秀浄さんです。
「風さゆる唐崎の松雪吊りの縄張る音に鷺は飛び立つ」
雪吊りは積雪の重みで枝が折れることを防ぐため、樹木に紡錘状に縄を張るもので、冬の風物詩です。
琵琶湖の名勝唐崎、黙々と雪吊りの作業をする庭師たち、縄をさばく音に驚いて飛び立つ鷺の羽ばたき、情景が目に浮かびます。冴えかえる初冬の空気感まで、見事にとらえた一首です。
短歌は独学とのことですが、なかなかたいしたもの。
この短冊は鉛筆草稿を1枚書いただけの一発書きですが、歌がいいと筆もスムーズに動きますね。