本日の修練 2024/03/29

先日の師範勉強会で、産経の仮名作品について先生方からいろいろご助言をいただいたので、今日は作品の山場の作り方を自分なりに研究してみることにしました。


大字仮名作品の山場の作り方については、古典から学べることには限界があるので、現代作家の作品を参考にさせていただくことに…。


まずは日展の図録などから敬愛する作家の横額作品を何点かピックアップして、それらを半切に臨書させていただいて、変体仮名の用い方、強弱の付け方、山場の盛り上げ方など、どのように工夫されているかを勉強させていただくことにしました。


何という歌をどういう用字で書いてあるかが読めないと臨書もできないので、確認のため歌の原点をあたるのに少し時間を要しました。


2時間ほどかけて5点の作品を臨書させていただきましたが、優れた作品というのは眺めていても素晴らしいですが、実際に書いてみると(もちろん実力が雲泥の差なので似ても似つかぬものになりますが)いろいろと勉強させていただくことが多くあります。


締切まであとひと月というこの期に及んでこんな悠長な勉強方法で良いのかという気もしますが、急がば回れ、もう少しこの方法で勉強して、少しでも自分の作品に生かせる何かをつかみ取れるように頑張りたいと思います。

2024年03月29日