本日の修錬 2025/01/02

2025年、2日目。


今年の目標は、自分の作品作りのバックボーンとして倪元璐と一条摂政集を学び直すこと。


本日の朝活臨書は一条摂政集。


といっても、正月期間中は忙しいので朝から家の仕事でバタバタして、結局書き始められたのは午前10時を回ってからでした。


一応午前中なので、朝活臨書ということにさせてもらいます。


冒頭の部分を160%ほどの拡大で書きました。


臨書作品を作ることが目的ではないので、原寸にこだわる必要はありません。


好きな古典の好きな部分を徹底的に習って、その呼吸やリズム、筆使いなどを腕に叩き込むことが目標。


原本そっくりに書くことだけが目標ではないので、その古典の中で自分が魅力だと感じる要素、欲しい部分だけを吸収して自分の作品に生かしたいと思います。


したがって、行のゆがみなどは敢えてまねをしません。


夜の修錬は、卒業展に出品する本阿弥切の倣書作品に取り組みました。


半懐紙2枚に志貴皇子の和歌2首を散らしたものです。


中段の2枚は卒業試験に提出したもので、「行の動きに変化をつける」というアドバイスをいただいています。


手持ちの料紙の中から上質なものを選んでトライしました。


この紙は墨ののりにくい金の箔押しの部分があるので、料紙そのものをカラーコピーして、料紙の模様を考慮して構成を練り直しました。


金の箔押し模様が対角線上にくるように構成を考えたのですが、2セット書いたところで、2枚しかない「あしべゆく…」の緑系の紙の1枚を上下逆に使ってしまいました。


上手く書けた方の1枚が逆なので、本来左上にくるべき模様が右下にきてしまいます。


これを生かそうとすると、左右を入れ替えるしかありません。


そこで最後に1枚だけ残っていた、「いわばしる…」の茶系の紙を上下逆にして模様が左上にくるようにしました。


写真下段が今日書いたものです。


1枚目冒頭の「あ」が少し大き過ぎるし、2枚目の墨の配分が上手く景色を作れていないので、一考の余地があります。


今月中に良い紙が手に入ったら、もう1回チャレンジしてみたいと思います。


本日の修錬は2時間ほど、集中度90%、課題認識度80%、目標達成度40%でした。

2025年01月03日