本日の修錬 2023/02/12

本日は書道大学で東京へ日帰り。


書道美術館で展示されている書作品を鑑賞して鑑賞文を書くことが課題となっているので、毎回講義の始まる1時間前に行って作品を鑑賞することにしているのですが、今回は現在開催中の「平面表現の魅力ージャンルを超えて」という新春特別展を鑑賞しました。


これは、平面芸術としての書と絵画を同時に展観し相互の魅力を探ろうという画期的な展覧会で、著名な書家の書作品ももちろん素晴らしいですが、絵画作品が実に素晴らしいものでした。


大和絵や水墨画のような日本の絵画もありますが、古典から印象派、現代アートまで、ピカソ、ルオー、シャガール、ミロ、ジャコメッテイ、など美術の教科書でもおなじみの画家の作品が、それも教科書で知っている代表作よりもこの絵の方が好き、と思わせるような逸品ぞろいで、これらの絵をセレクトされた方のセンスの良さに脱帽です。


今回は鑑賞文も書作品ではなく、絵画について書けということでした。ジャンルを超えた美意識を磨けという意図だと思われます。


秀巖先生も、書だけではなく美術や音楽やあらゆる芸術に接して感性を磨くことが大切だとおっしゃっていました。


素晴らしい芸術をたっぷり鑑賞した後はいよいよ大学の講義で、今回は高木厚人先生のご指導で寸松庵色紙の臨書と倣書について勉強しました。


家に帰ってから、印象の冷めないうちに宿題の鑑賞文を書いて、その後は全国書道検定の仮名条幅の課題に取り組みました。


仮名もいよいよ八段受検になるので、残る課題は寸松庵色紙全臨です。


家に帰ってからの修錬は1時間ほど、集中度90%、課題認識度80%、目標達成度40%でした。

2023年02月13日