本日の修錬 2025/01/01
新年あけましておめでとうございます。2025年が幕をあけました。
まずは昨年の反省から。昨年は年度当初に三つの目標をたてました。
①個々の修錬の精度を上げる、という目標については、達成度50%ほど。まだまだ1枚書きでよしとしてしまうケースが多くありました。
②毎日臨書については、達成度80%ほど。臨書以外の課題でいっぱいいっぱいで臨書に手をつけられなかった日もありました。
③個々の作品について、漢字はベースとする古典を決めて、仮名は現代作家の作品を参考に取り組むという目標は、それぞれベースとする古典や作品から集字して取り組むということはできたものの、ベースとなる古典そのものの臨書に割く時間が不十分だったため、結局古典の力を作品に生かしきれず、中途半端な結果に終わってしまいました。
やはり自分の作品の背骨となるべき古典がしっかり腕とからだにしみついていないと、集字草稿に頼っているような状況では、人の心を打つ生命力のある作品はできっこありません。
そこで、今年は自分の作品のベースとなる古典として、漢字は倪元璐を、仮名は一条摂政集を重点的に学び直すこととします。
最近は、書道大学の課題や、出品する多くの書展の作品に常に追われている状態なので、個々の課題に関する古典について幅広く勉強することはできているのですが、1つの古典について年度をまたいでじっくり取り組むということができていませんでした。
その状況は今年も変わりがないので、何か具体的な手立てを考えないと…。
ということで、今年から日々の課題とは別に倪元璐と一条摂政集を朝活臨書として、交互に取り組むこととします。
館展の作品は既に決まっているので、産経、亀岡市美展、萠翠展は両古典をベースとした作品にすることとします。
初日の今日は朝から家の仕事に追われていたので、さすがに朝活臨書はできませんでしたが、夜になってから月初め恒例の秀巖先生の折帖をお稽古して、その後倪元璐の臨書に取り組みました。
年末に萠翠会のお仲間から丁寧な巻紙のお手紙をいただいたのに、返事が書けていなかったので、寝る前に巻紙でお返事を書きました。
本日の修錬は2時間ほど。集中度90%、課題認識度80%、目標達成度40%でした。