本日の修練 2020/12/20
本日は、コロナで中止になった4月分書道大学の振替授業でした。
午前中は角井博先生の「中国書道史」の講義、午後からは福井淳哉先生の実技で「寸松庵色紙立脚の創作」の勉強をしました。
特に午後の実技では、寸松庵の集字から半切1/2に「大雪のもの静けさや明けの春」という俳句を書いて、最後に全員が書いたものを貼りだし、その中から先生が良いものを選ばれたのですが、それを見てこれまで私が仮名とはこういうものだと思っていたイメージが根底から覆されました。
先生は、やはり線を基準に選ばれていて、線の立体感、強弱、リズム、作品としての訴える力などを重視されているように感じました。初めて仮名作品というものを具体的にイメージできたような気がします。
写真右上がご指導や添削を受けた後その場で書いたものですが、まだこれまでのイメージに引きずられていて全体として平板で弱いものになっています。
右下は家に帰ってから印象の冷めないうちにイメージを修正しようと試みたものですが、まだまだです。
もともと仮名は苦手意識があるのですが、根底から取り組み方を変えなければならないかもしれません。
最後に、次回提出の仮名条幅課題を1枚書いて、本日はおしまいです。
家に帰ってからの修練は2時間ほどでした。