本日の修錬 2025/03/21
本日午前中は家の雑用。午後からは部屋の片づけと子どもさんのお稽古の準備。
夕方からは金曜日クラスの子どもさんのお稽古でした。
無事高校進学が決まったKちゃんは4月から学童コースを卒業して大人の競書課題に取り組んでもらうことになるので、今月から少しずつウォーミングアップをスタートしています。
夜の修錬は産経の仮名作品に取り組む予定でしたが、あまり気分が乗らなかったので全く別の漢字かな交じり作品の試作でお茶を濁してしまいました。
何を書こうかと考えたり、草稿を練ったり、試作を重ねたりするのは好きで、書いていても楽しいのですが、いよいよ構想が固まってそこから完成に向けて精度を上げていく段階になると、なかなか思うようにいかず意欲が低下してくるのはいつものこと。
今回もいつものパターンで、差し迫った作品は脇において、いつどこへ出す予定もない思い付きの試作に現実逃避してしまいました。
全紙から聯落をカットした残りの細長い紙がたくさん残っているので、これをさらに細く切って、近現代詩を木簡のように一行ずつ書いてみようというプランです。
題材に選んだのは与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」。長い詩ですが全文を書こうと思います。
とりあえず第一連だけを、イタチ、羊毛、山馬、竹など、いろんな筆で試し書きしてみました。
写真はイタチの超長鋒筆で書いたもの。とりあえず、何も考えずにざっと書いてみただけで、作品とは言い難いお粗末なものです。
書は線の芸術なので、漢字かな交じりであっても鍛え上げた意味のある線でなければ作品とはいえません。
どういう筆で、どういう運筆で書けばどういう線が引けるか。自分はどういう線が引きたいのか。研究が必要です。
そう考えると、なかなか気の遠くなる話で…。
・・・なんて、本当はこんな脱線をしている場合ではないのです。逃げずに産経の作品に本腰をいれなければ…。
本日の修錬は1時間ほど、集中度80%、課題認識度60%、目標達成度20%でした。