本日の修錬 2025/01/12
本日午前中は倪元璐の臨書を半紙で4枚。
午後からはUさんのお稽古で、萠翠展の作品に取り組んでいただきました。
Uさんはお仕事が忙しく、まとまった休みが取れる時しか作品に取り組めないのが現状ですが、今年は錬成会がゴールデンウイーク前になるので、錬成会までに作品に取り組めるのは何と今日1日だけ…。
何とか頑張って、錬成会に持参する1枚を書き上げられました。
他の生徒さんも来月からはそろそろ作品に取り組んでいただかないと間に合いそうにないので、まだお手本の書けていなかった2名分のお手本を本日書き上げて、次回お稽古にはお渡しする予定です。
錬成会が早まったことでお尻に火がついているのは生徒さんだけではなく、私も同じ。
夜の修錬は萠翠展に出す3点の内、まだ何も考えられず白紙状態だった行草作品の試作に取り組みました。
まずは半切3行作品にすることを決めて、撰文。
かねてより一度書きたかった杜甫の「貧交行」を書くことにしました。
今年は倪元璐をベースとした作品作りが目標ですが、いつまでも切り貼り集字に頼っていてはダメで、臨書の密度を高めることによって、活字を見ただけで倪元璐風に書けるようになることが理想。
まだまだ到底そのレベルには到っていないのですが、今回は敢えて集字をせずにとりあえず自分なりに書いてみることからスタートしました。(実は集字するのが面倒だっただけなんじゃないの?…と、自分で自分につっこみ)
半切3行作品はどうしても混みあって密になるので、ここから如何にして倪元璐的な要素を付け加えてすっきりさせていくかが腕の見せどころ…(なんて大口たたいて、そんなこと本当にできるの?…と、またまた自分でつっこみ)
残る2点は、一条摂政集をベースとした全紙1/3の中字仮名と、同じく全紙1/3に篆書2文字にしようと思っています。
これらは、イメージはできているのですが、試作はまだ手つかず。
館展5点、産経3点、萠翠展3点が、ほぼ同時進行です。
量の多さに負けて質が落ちないように、頑張らないと…。
本日の修錬は合計2時間ほど、集中度90%、課題認識度80%、目標達成度40%でした。